広島カープ　1964年度登録選手＆成績 　↑　１９６３
　↓　１９６５
　スタッフ(※はプレーイング・兼任） 　←　ＩＮＤＥＸ
　←　凡例
○ 　 背番 氏名 年齢 　　　　　. ○ 　 背番 氏名 年齢
　 監督 　６０ 白石　勝巳 　４６ 　 　 二軍監督 　６１ 藤村　隆男 　４３
　 コーチ 　６１ 藤村　隆男 　４３ 　 　 （二軍監督）　. 　６４ 備前　喜夫　. 　３１
　 コーチ 　６２ 長谷川　良平 　３４ 　 　 　 　 　 　
　 コーチ 　６３ 上田　利治 　２７ 　 　 　 　 　 　
　 コーチ 　６４ 備前　喜夫 　３１ 　 　 　 　 　 　
　 コーチ 　６５ 米山　光男 　３１ 　 　 　 　 　 　
　 コーチ※　　. 　　３ 平山　智 　３４ 　 　 　 　 　 　


　投手

　 背番 氏名 年齢 左 登板 勝 負 防御率 イニング 完封 完投 奪三振 　出身
　 　１１ 池田　英俊 　２７ 　 　３６ １５ １２ 　３．１０（１５） ２２１ 　　２ 　１１ 　　８９ 　
　 　１４ 弘瀬　昌彦 　３０ 　 　３３ 　２ 　４ 　３．７１ 　６８．１ 　 　 　　２８ 　
○ 　１５ 森川　貞郎 　２３ ☆ 　２１ 　３ 　５ 　２．５７ 　７０ 　　１ 　　１ 　　２８ 神奈川大
　 　１６ 安仁屋　宗八 　２０ 　 　３８ 　３ 　８ 　３．５２ 　９２．１ 　 　　１ 　　７４ 　
　 　１７ 鵜狩　道旺 　２８ 　 　４９ 　９ １０ 　３．４４（１９） １６９．２ 　　１ 　　４ 　　４７ 　
○ 　１８ 西川　克弘 　２０ 　 　２７ 　３ 　４ 　３．３５ 　８６．１ 　　１ 　　２ 　　５０ 関西大
　 　１９ 佐々木　勝利 　２３ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　 　２０ 城野　勝博 　２０ 　 　１４ 　０ 　２ 　５．１４ 　２１ 　 　 　　　６ 　
　 　２１ 竜　憲一 　２７ 　 　５９ 　８ 　７ 　４．１７ １３８．１ 　　１ 　　１ 　　４９ 　
　 　２２ 大石　清 　２４ 　 　５１ １７ １５ 　２．９２（１０） ２６１．２ 　　３ 　１５ 　１４３ 　
　 　２７ 八木　孝 　２４ ☆ 　　５ 　０ 　０ 　７．２０ 　　５ 　 　 　　　１ 　
　 　２９ 大羽　進 　２４ ☆ 　４７ 　４ 　６ 　２．６５ １１２ 　　１ 　　２ 　　６１ 　
　 　３２ 三好　幸雄 　１９ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　 　３３ 中村　光也 　２０ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　 　３５ 安東　功 　２２ 　 　　２ 　０ 　０ 　２．２５ 　　４ 　 　 　 　
　 　４５ 西村　宏 　２１ 　 　　１ 　０ 　０ ４０．５０ 　　０．２ 　 　 　 　
　 　４７ 淵上　信彦 　１９ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　 　５１ 原田　喜臣 　２１ 　 　　２ 　０ 　０ 　０．００ 　　２ 　 　 　 　
　 　５２ 藤本　典征 　１９ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　 　５３ 坪井　猛 　２０ 　 　　１ 　０ 　０ 　０．００ 　　２ 　 　 　　　１ 　
　 　５５ 羽里　功 　２０ 　 　　２ 　０ 　０ 　６．００ 　　３ 　 　 　　　３ 　



　野手

　 背番 氏名 年齢 投打 試合 打数 打率 ＨＲ 打点 盗塁 位置 出身
　 　　６ 川原　政数 　２７ 　 　２１ 　２８ ．１４３ 　 　　１ 　 Ｃ 　
　 　１２ 田中　尊 　２８ 　 １３２ ３２１ ．２０２ 　 　２０ 　　３ Ｃ 　
　 　２８ 長尾　辰雄 　２４ 　 　１６ 　２１ ．０４８ 　 　　１ 　 Ｃ 　
　 　４０ 久保　祥次 　２３ 　 　５３ 　４８ ．１６７ 　　１ 　　２ 　 Ｃ 　
○ 　４２ 関根　勇 　２０ 　 　 　 　 　 　 　 　 大阪高．
○ 　４６ 山田　治之 　１８ 　 　 　 　 　 　 　 　 名電工
　 　５４ 沢野　肇 　１９ 　 　 　 　 　 　 　 　 ．
　 　　１ 古葉　竹識 　２８ 　 １２０ ４７６ ．２１８（３０） 　　２ 　２５ 　５７ Ｓ 　
　 　　４ 小坂　佳隆 　２９ 　 　６９ １１８ ．１４４ 　　２ 　１２ 　　３ ２Ｆ 　
　 　　５ 藤井　弘 　２９ 　 １３３ ４０３ ．２２８（２７） 　１３ 　４５ 　　４ １ 　
　 　１０ 興津　立雄 　２８ 　 １３１ ４６４ ．２６９（１５） 　１７ 　５５ 　　７ ３１ 　
○ 　１３ ロナルド大森 　２１ 　 　 　 　 　 　 　 　 シアトル大．
　 　２３ 漆畑　勝久 　２５ 　 　５８ １０３ ．１６５ 　　２ 　　８ 　　１ ２Ｓ３ 　
　 　２５ 阿南　準郎 　２７ 　 １３７ ４６８ ．２４６（２４） 　　６ 　４７ 　　４ ２３Ｓ 　
　 　３４ 苑田　敏彦 　１９ 　 　　１ 　　１ ．０００ 　 　 　 − 　
　 　３６ 小川　弘文 　１９ 　 　１８ 　２８ ．３９３ 　 　　２ 　　１ Ｓ３ 　
　 　３７ 稲尾　義文 　２７ 　 　　３ 　　３ ．０００ 　 　 　 ３ 　
　 　４１ 高岡　重樹 　２１ 　 　２５ 　２３ ．３４８ 　 　　４ 　 ２ 　
○ 　４３ 雑賀　幸男 　２０ 　 　　２ 　　２ ．５００ 　 　 　 − 関西大
　 　　２ 宮川　孝雄 　２８ ☆☆ 　６０ 　９５ ．３３７ 　　３ 　２２ 　　１ Ｆ 　
　 　　３ 平山　智 　３４ 　 　２５ 　２２ ．１８２ 　 　　４ 　　２ Ｆ 　
　 　　７ 山本　一義 　２６ ☆☆ １１１ ３９６ ．２９０（９） 　１１ 　４４ 　　１ Ｆ 　
　 　　８ 大和田　明 　３０ 　 １３９ ５５６ ．２７９（１１） 　１８ 　５９ 　１５ Ｆ 　
　 　　９ 森永　勝也 　３０ ☆☆ １３１ ３８７ ．２９５ 　１２ 　５３ 　　５ Ｆ 　
○ 　２４ 三浦　和美 　２３ 　 　　３ 　　２ ．０００ 　 　 　 Ｆ 明治大
　 　２６ 木下　強三 　２８ ☆☆ 　３１ 　２４ ．１６７ 　 　 　 − 　
　 　３０ 佐々木　有三 　２４ 　 　８９ 　７２ ．１５３ 　 　　２ 　　４ Ｆ 　
　 　３１ 横溝　桂 　２９ ☆☆ 　９７ ２５６ ．２８１ 　　８ 　２８ 　　８ Ｆ１ 　
　 　３９ 鈴木　宇成 　２２ ☆☆ 　 　 　 　 　 　 　 　
　 　４４ 土井　文夫 　２４ 　 　　１ 　　１ ．０００ 　 　 　 − 　
　 　４８ 田村　政男 　２０ 　 　 　 　 　 　 　 　 ．
　 　５０ 寺本　勇 　１９ 　 　 　 　 　 　 　 　 　
　 　５６ 天本　光 　２０ 　 　 　 　 　 　 　 　 　


【１９６４（昭和３９）年度概要】
　長谷川がコーチ専任になり、西川・森川ら６人の新人選手を迎えたこの年は、秋の東京オリンピックに備えて３月
　２１日に開幕した。
　投手陣では大石が前年の不調から立ち直り、池田・鵜狩・竜・大羽らも持ち味を出し、安仁屋・西川・森川の若手
　トリオも頑張りを見せるなど、『弱体投手陣』の汚名を返上する活躍ぶりであった。
　一方打撃陣では、森永・山本一・大和田らが好成績を残したものの、古葉・藤井らが不振を極め、チーム打率と
　しては前年より下がってしまった。あわせて数年来の懸念である『つながらない』『チャンスに弱い』打線からの
　脱却も果たせず、総得点も下がってしまった。
　しかし、キャンプ前に平山コーチを大リーグに派遣するなどの成果が出て、併殺が増えるなど、投手陣の復調と
　合わせてディフェンス面での強化が見られたのが明るい材料であった。
　有名な『王シフト』も、この年にカープが敷いたのが初めてであった。
　結局このシーズンは６４勝７３敗３分・勝率　467で４年振りの４位と、浮上の兆しの感じられる１年であった。
　古葉は打撃不振ではあったが良く走り、盗塁王を獲得した。


○１９６４年の貯金の変遷